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Volleyball Boys 《ハイキュー!!》

第35章 ☆お泊まりDay。《孤爪 研磨》



はぁはぁと肩で荒い息をするお兄ちゃん。手にはコンビニの袋、そして頬がひきつってる。

「あ、クロ…」

『お兄ちゃん、やほ~』

「研磨ぁっ!俺の妹に手を出すとはお前もついに俺を裏切っ…て、おいっ!」

『隙アリっ!』

お兄ちゃんの手から袋を強奪。ガサガサと中を漁ると、大好きなアイスが出てきた。それとおやつもたくさん。

『わぁアイスだぁ。私しろくま~』

「おれリンゴのガリガリくんがいい」

「俺のチョコだかんな!ったく…」

ぶつぶつ言いながらも、お兄ちゃんはよっこらせ、と座り、スーパーカップのチョコチップを開けた。

「んで、研磨と海宙は昼間っからイチャコラしてんだな、そうだな?」

『勉強してるんだけど』

「ゲームしてるじゃん」

「同じ空間にいるイコールイチャコラ!」

そう言うと、スプーンをくわえたままぷいっとそっぽを向く。ふて腐れてるのが面白くて、研磨と顔を見合わせてクスクス笑う。

普段はおちゃらけてて意地悪で頼りになるお兄ちゃん。なのに、私と研磨のことになると、途端に子供っぽいんだから。

『けーんま、一口食べたい』

「はい…」

差し出されたそれをぱくり。しゃく、と口の中でリンゴが香る。ソーダもいいけど、こっちも美味しいかもしれない。

「海宙のも、ちょーだい」

『いいよ。あ、美味しいとこあげるね~』

練乳が濃いところをスプーンに掬い、研磨にあーん。ぱく、もぐ、もぐ、もぐ。それから飲み込んで、研磨は笑った。

「あま…でもおいしいね」

『ふふ、でしょ~』

「おいコラそこ2人」

若干怒気を孕んだ声。しまった、今の今までお兄ちゃんの存在忘れちゃってた。恐る恐る研磨と振り向くと、さっきの数倍怖い顔したお兄ちゃんがいた。

「なんですか、兄の前でキャプテンの前でイチャコラすんなよ。なにアーンとかしてんだよ。リア充か、リア充なんだなコノヤロウ」

『お、お兄ちゃ…』

ずりずりと後ずさると、お兄ちゃんの腕に捕まる。捕食者の前に、私はただ震えるだけ。

「お仕置きだコンニャロー!」

『ぎゃーす!?』

そしてくすぐりの地獄の刑が始まった。


   
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