第2章 自己紹介
「歳・・・年齢ですよね
えと、今は18です」
「そうか、18か」
にこやかに言う近藤。
「そうです」
・・・チュンチュン・・・・・チュンチュン・・・・・・
「「18イイイイイイイイイイイ⁉」」
「え、は、はい、そうです・・・」
「まじかよおい‼俺15だと思ってたぞ!なぁトシ‼」
「あ、ああ。18か。ほんとに?!」
「そ、そんな幼く見えますかね・・・?」
「ああいや、そういうワケじゃねぇよ!
(トシ‼ヘルスミー‼)」
「ああ。なんとなくの先入観で、だから気にすんな
(ヘルプミーな、近藤さん)」
また一つ、の事が分かった瞬間であった。
それからは、グダグダと世間話に花を咲かせていた。
すると。
─────ガタンッ
「あちょ、おまっ!押すな馬鹿!」
「誰かどさくさに紛れて蹴ったろ‼」
「臭ぇぞ、誰か。ちゃんと風呂入れ!」
「うるせぇ‼バレたらどうすんだ?!」
襖の揺れる音と話し声。
安心して下さい。バレましたよ。
「何やってんだ?テメーら」
こわーい"鬼の"副長様に。