第6章 abyss(裏)
奥まで一気に貫く。
「やっ……!奥…っ」
「気持ち良いだろ?」
「ほら?」
一番奥をガンガンと突くとあやめは背中を浮かせて俺にしがみつく。
「そこっ…」
「ココが良いの?」
何も言わずにコクッコクッと頷く。
本当に可愛い。
壊したくなる。
速度を速めるとそれに比例するように甘い声と水音が部屋に響く。
結合部からは、グチュグチュと甘美な音が聞こえる。
「聞こえる?」
「あやめのイヤラシイ音。」
「あ…いやっ…言わないで…」
「気持ち良いんだろ?」
「ほら。」
グンッと角度を変えて、突き上げる。
「気持ちっ…良いっ…」
「はぁっ…もっと…そこっ…」
「ここ?」
もう一度、同じ場所を突き上げると足を腰に絡めギュウッと体に力を込める。
「イきそうなの?」
「気持ち良い…イっちゃっ…」
「俺もっ……じゃあ、一緒に…」
言い終えると同時に俺は、更に抽出を早めあやめを煽る。
「中村さ……んっ!」
「あやめっ!」
お互いの名を呼びながら、俺たちは互いの体に触れた腕に力を込めた。
「イっちゃ……っ………あっ」
「うっ…くっ…っっ!!」
あやめのナカは痙攣し、欲を吐き出した俺を逃がすまいと絡み付く。
何度かビュッビュッと吐き出し、俺はあやめの体にもたれかかった。
「はぁ…はぁ…」
「はぁ…はぁ…」
二人の荒い息づかいが部屋に響く。
「俺たち…カラダの相性最高だな…」
「最初から一緒にイけるなんて…病みつきになりそう。」