第45章 heat(裏)
下半身に熱がこもる。
照明を落とした部屋に吐息と水音が響く。
「あやめちゃ…んっ」
「もう…っ」
暗闇の中、快楽を与え続けるあやめちゃんの頭に触れる。
太股に擦(かす)る髪すらも快楽へ導く手段の一つになっている。
「んっっ…くっ…」
何度も何度も訪れる絶頂に耐え、どれくらいの時間が経ったんだろう。
「みゆ…?出して。」
「それはダメっ…出来ないっ…よ」
「どうして?」
舌で舐めながら、熱い吐息を纏わり付ける。
「あやめちゃんを…んっ…」
「汚したくない……」
「自由…私を自由でいっぱいにして。」
「お願い…」
その瞬間、何かがパチンと弾けた気がした。