第28章 glint(裏)
律動を早めると比例するように、嬌声が漏れる。
もう甘い言葉なんて囁けない。
この感覚に酔いしれたいんだ。
イきそうになると動きを止める…
あやめは、その度に視線で『動いて』と訴え俺を見つめる。
その表情を見る度に口角が上がってしまうよ。
「どうしたの?」
「動いて欲しい?」
問えば、顔を横に向けて瞼をギュッと瞑る。
「煽らないで。」
「たまらないよ」
さっきより深く腰を打ち付けナカを抉る。
「やっ…!」
「嫌じゃなくて、良いでしょ?」
最奥へ打ち付けたモノを今度は突き上げる。
腰を掴んで、良いトコロを探す。
「ここ?」
角度を変えて、再び抉る。
「ここかな?」
「ひゃっ」
ギュッと締まるナカに嬉しくなる。
「見ーっけ。」
重点的にその箇所を攻める。
「やっ…はぁ」
「ヤバっ」
「良平さんっ…もう…ダメっ」
「あやめ…名前呼んで」
「良平さん…ぁ」
「『さん』は要らない」
「良平…良平っ」
名前を呼ばれながら、体が硬直しギュッと抱きしめられた。
何度も何度も収縮するナカに俺も絶頂に導かれる。
「あやめっ…イったねっ」
「すごく嬉しい」
「俺も…もう」