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放課後の図書室

第6章 あの頃


「なんちゃって〜‼︎」

実音はいきなりケラケラ笑いだした。

「千陽先輩‼︎本気に取ってたんですか〜?」

「え?」

先輩はぽかーんとしている。

「じょーだんですよ、じょーだん‼︎」

「お、お前‼︎」

そう言った先輩はホッとしたようだった。

「てか、お前何で約束を…」

「あ〜それは、聞いたんですよ‼︎その子に」

「はっ⁉︎どうやってだよ‼︎」

「企業秘密です‼︎」

「おい!」

バカ

バカ


私のバカ。




本当はその子は











“私です”って

言えたら



言えたら…

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