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【イケメン王宮】彼たちの物語

第6章 素肌な彼


「ごめんなさい!遅くなっちゃった!」

来月お披露目される
プリンセスの肖像画を描いてもらうため、
アヤセはロベールの部屋の扉を開く。

「え………」

部屋には全裸でポーズを取る若い男性がいた。

「キャァァァァァ!!!」

思わず扉を閉めた。
顔が…耳先まで熱い…!

「アヤセちゃん!」

扉が開き、ロベールさんが顔を出す。

「大丈夫!?」

「あっあのっ今っ…
はっはっ裸の男の人が…!」

「え?裸の男?」

「はっはい」

ロベールと
一緒に部屋を覗くも誰もいなかった。

「あれ…?見間違い…?」

「俺、この部屋で
ずっと絵を描いていたけど、
そんな男いなかったよ。安心して。」

ロベールはニッコリと微笑む。

「は、はい…」

おそるおそる
アヤセはロベールの部屋に
入っていった。


次の日、
アヤセは再びモデルのために
ロベールの部屋に訪れた。

昨日はあれから何事もなかったが、
それでもアヤセは
おそるおそる部屋を覗く。

裸の男の人がいないかわりに
ロベールもいなかった。

「すぐ戻ってくるかな…」

アヤセは中で待つことにした。

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