第3章 寂しがりやの彼
スー…スー…
しばらくすると、穏やかな寝息が聞こえてくる。
私の横でその人はぐっすりと眠ってしまった。
トントン…
扉が叩かれ、開けるとアランがいた。
「なぁ、アーサー知らねえか?」
「え?知らないけど………あっ!
も、もしかして……」
「え?」
アランとベッドへ向かう。
するとそこには
安心しきった顔で寝てるアーサーがいた。
驚いて目を瞬かせているとアランが口を開いた。
「なんだよ。ほんとにいたのかよ。」
笑いながら話す。
「え?」
「いや、アーサー探すこと口実にお前んとこきたのに、先越されてた。」
そういうとアランの指が顎にかかり、キスを落とされる…。
「ん……。」
唇が離れるとアランが聞いてきた。
「ソファでもいいよな?」
「……え…えっ!?」
私の返事を待たず、
アランは私を横抱きにして、
ソファへと向かって行った…。
~おわり♪~