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色々短編集

第1章 お兄ちゃんの朝



布団に包まって目を閉じたままでいれば、大急ぎで階段を登る足音がする。

その足音は止まることなく、俺の部屋までやってくる。

「お兄ちゃーーーーん!!!!」

そう。
妹の伊織が、俺を起こしにやってくる。

伊織が俺を起こしに来てくれることだけでも嬉しくて満足なんだけど、それだけじゃあ起きない。

可愛い可愛い妹が、兄を起こしにくる。
そんな可愛いこと、一度で終わらせてはいけない!!←

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