第3章 そうゆう事
「入って」
「お、おじゃまします…」
今まさに、私が扉をくぐるお家はなんと、晃貴先輩のお家。
初デートなのにお家ってハードルが高いような気がするけど、晃貴先輩にどこに行きたいか聞いたら即答で
『ウチに来ればいい』
と…。
確かに先輩は、遊園地とかでワイワイ騒ぐって感じじゃない。
その提案を断ったら『じゃあ図書館』とか言われそうだから少し躊躇いながらも了承した。
お家で二人って…
うう、無いと思うけどやっぱりそうゆう事想像ちゃうよね。
恋愛の漫画とか小説とか、二人になるとその…キスとかするし…。