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百日紅の夢[進撃の巨人]【裏】

第3章 百日紅の幻想


胸と違い何故か13歳で成長を止めてしまった私の身長は145センチ。
比較的小柄な兵長の胸の中にもすっぽりおさまる。
とはいえ今の流れでどうしてこうなるのか理解できない。

鎖がひかれて上を向かされてくちづけられる。
それが驚くほど優しいキスで、益々混乱してしまう。

「……」

兵長は無言のまま私をベッドに放り投げて、覆い被さってくる。
ほとんど諦めの境地なのか、もうむしろ期待してしまっているのか。
身体から抵抗する気力は一切生まれて来なかった。

腕を頭の上でまとめて押さえられ相変わらず乱暴だなぁ‥なんて変に冷静な頭の隅で考えた。
腕を押さえられたまま、噛みつくようなキスをされる。
時折歯が当たるくらいの激しいキス。
頭をずらして逃げようとしても追いかけてきて口内を蹂躙していく。

舌が別の生き物の様に蠢く。
私の舌と絡ませて吸い上げたり、歯の根元をなぞり上げる。
ぞわぞわするような快感に腰がうねる。
ぐりっと何か熱いものが下腹部に当たった。

「ひゃあんッ」

擦れただけなのにビリビリするような快感が走る。
きっと期待している。

「ヨガりすぎだろ?」

鼻で笑いながら空いた手で胸をもみしだく。
甘い痺れに頭の奥がジンとする。
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