第2章 俺のご主人コウジについて。
朝の散歩が終わると、コウジは
仕事に出掛ける。
何だか、「ゴフクヤ」とか言うとこで
働いているらしい。
夜まで大体帰って来ないから、
俺は適当にやってるんだが、
たまに家を抜け出す事もある。
え、どうやってか、って?
教えるわきゃないだろ?
出られなくなるだろ?
まぁ、抜け出して、仲間と日向ぼっこしたり、近所のガキどもの、ボール遊びに付き合ってやったり。
色々忙しいんだよ、俺ァ。
で、夕方の鐘が鳴ると、おうちに帰るのさ。
いい子だろぉ?
ちゃあんと、脚だって拭くんだぜ。
昼飯抜きで遊んでいるから、コウジが用意してる昼飯は、残ったままだからな、急いで食べるんだよ。
で、夕飯まで、すぐに腹減るように、家の中で走り回ってるんだぜ。
これで、夕飯食べれるから、昼間出掛けてるなんて、コウジには、わかりゃしね~(*≧∀≦*)
ガタガタ。
お、コウジが帰って来たぜ。
『ただいま、カンタ。』
コウジが、ズンズンこっちに来た!
な、なんだ?なんだ?
『カンタ、お前、今日どこ行ってたんだ?』
俺の顔の前に、コウジが来た。
そして、外れた首輪を見せられた。
『お前の首輪、駅前に落ちてたぞ。』
な!
俺ァ、目の前が暗くなったぜ。
ひとまず、気絶してみた。