第5章 男のユウジョウ。
俺は、公園の側の川沿いには、デカイ家が
多いのを知ってる。
そうだよな、そこから、順番に覗けば
いいんだしな。
いやぁ、甚助アタマいーよな。
連れて来て、正解だぜ。
後ろから付いてきている甚助。
周りをよく見ながら、目印を付けている。
何故か。
「そりゃ、カンタが道忘れるからだ」
冒険だ、と先頭切っても、道を覚えず、
ひたすら走って行くから、必ず帰りは
迷子になる。
走り出すと、猛突進だから、目印なんて、付
ける暇ないんだ。
最近はさ…無理やり止まって目印してるんだよ。そのおかげで、ちゃんと時間通りに帰れてる、って、わかってんのかなぁ…
「あんだよ、甚助、いつまでションベンしてんだよっ、早く来いよ。」
…わかってないよな。
深いタメイキを付く甚助は、よき親友だ。