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【暗殺教室】恋する暗殺者。

第2章 「始まりの時間」



『あぁあー…どうしよぅ……』

今、私は廊下を歩いている。なぜかって…

遅刻が十回目だから理事長から呼び出し!

結局あのあと、トイレ行ってたらおくれたんだよねーww

てか笑い事じゃなぁーいっ!

ズテッ!

『こ、転んだぁ…痛いー…』

私は昔からよく転ぶ。これはいつものことだ…けど…

男「うっわーwwあれ、Ⅾ組の桜井じゃね?ww」

男「うっわホントだwまぁいつもだしw」

男「ホント、クズだよなーww」

女「うわっあそこ見て!Ⅾ組のクズ井じゃん!」

女「ホントだー生きてる価値無いクズなのにww」

女「ホントはやくE組いけよ…ww」

…これも…いつもの、こと…。

唇をかみ、私はゆっくり立ち上がる。そして歩く。

…くやしい…!

椚ヶ丘中学校で一番えらいのはA組。そして落ちこぼれはE

組。私はその中でⅮ組に所属している。

…そしてその中でも一番びり。

E組は離れた場所の木造校舎を使っているので、自然的にⅮ

組は本校舎の中でびり。しかもその中でも一番びりで、いつ

E組におちてもおかしくない私は、……軽いいじめを受けてい

た。友達なんて一人もいない。さびしくないといえば嘘に

なる。でも…。

こんなことで負けてちゃ、ダメだ!!

理事長室についた。

…よし。

ガチャ

『…失礼しまぁーす…三年Ⅾ組、桜井雨涙葉です。』

奥の方に、後ろ向きで椅子に座った人影が見えた。

…理事長の浅野學峯だ。

理「やぁ、桜井さん。」

人影がこっちを向いた。

理「本題に入ろうか。君はⅮ組のなかのびり、それは分かっ

てるね?」

『…はい』

そんなの理解してる。

理「だが君は十回も遅刻をした…なんでかな?

何か理由があるんじゃないか?」

『……』

理「フフッ…口を割らないか。確か君のお母さんは死んでるそ

うじゃないか。」

『!』

理「ククク…子供をおいて死ぬなんて…無責任な母親だねぇ…

そのせいで遅刻してるんじゃないのか?」

頭に血がのぼった。

人の母親のことを悪く言うなんて…最っ低!

しかも…お母さんは、私をかばって死んだのだから。

お母さんの偉大さを、バカにされてたまるかっ!!

『うるさいジジイっ!私ならいいけど、家族をバカにすん

なっ!

…そんなに遅刻が嫌なら…私は自らE組に入る!!』










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