第3章 「転入の時間」
雨涙葉Side
今日、私、桜井雨涙葉は、最大のピンチにさしかかってい
る。昨日理事長に逆らい、E組に入った私。
…そこまでは分かるんだけど…
茅野「ねぇ雨涙葉ちゃんってよんでもいい!?」
倉橋「これからよろしくねー!」
片岡「何でE組に来たの?」
前原「なんかかわいいよなぁー桜井って。」
磯貝「これからよろしくな!桜井。」
カ「ドジだねーww桜井ちゃんって」
うぅ…たくさん人がいるよ…
てか最後の一言はよけいでしょ!?むぅ…
…でも…仲良く…なりたいけど…私には無理だよ…
だって…
小波「おい皆。ちょっと聞け。雨涙葉は…人見知りだから。」
皆「えぇ!?」
『うぅ…』
そう、私はいわゆる人見知りというやつで。
友達がいないのは必然的。
欲しいっちゃほしい。でも…もう失いたくないから。
茅野「…じゃあ、私と、友達になろうよ!」
小波「ちょ、お前、話聞いて…」
茅野「気が向いたらで、いいから。
私は茅野カエデ。よろしくね?雨涙葉ちゃん。」
!
この子、カエデっていうんだ…!う……最悪…また…
『こほっこほっ!』
茅野「大丈夫!?」
『う…よ、よろしくね!…カエデちゃん。』
小波「雨、雨涙葉…大丈夫か…?」
夕輝が心配そうに聞いてくる。
『うん…がんばるよ!』
心配かけるのはやだし。がんばれ、雨涙葉!
『み、みんな!よろしくnぐygg!』
皆「!?」
『いったー…うぅ、ベロかんだ…』
皆「あはは…」
カ「やっぱ、ドジだねーww」
『むむむ…この人だれ!?』
殺せんせーが書いてくれた、クラスの名簿を見る。(ちなみ
に、なんと性格や身長や体zy…までかいてある)
えぇっと…
赤羽…業?ご、ごうって読むのかなぁ?
『あ、赤羽…ごうくん!?や、やめ…』
…その後教室中に大爆笑がおきたのは言うまでもない。