第4章 ニノバースデー
〈1day〉 ×大野
大『俺は、このニノが好きだな。』
楽屋に戻ろうとすると微かに聞こえてくる2人の会話。
相『へえ。 リーダーにはこのニノが
合いそうじゃない?
俺はね…やっぱりこのニノが好きかなぁ~』
大『え~。結構意外だね。ちょっと甘い感じの
…』
…はぁ?
どんな会話だよ? 全く。
ニ『ちょっと! 2人でなんつ~会話してんですか?』
大『あっ、ニノ。 ニノも選んでよ。
ドラマのスタッフさんからもらった手作りのフレグランス。
どれも凄いいい匂いだよ?』
へ? ニノ…じゃなくて匂い…
どんな聞き間違いだよ。
相『どうしたの?ニノ。 赤い顔して…』
大『えっ? ニノ風邪? 大丈夫?
今日は、2人で誕生日のお祝いだからね。』
ニ『大丈夫ですから。 大野さん、
これいい匂いですね。 俺も同じのつけちゃおうかな。』
2人が鈍くて良かった
と安心しながら、おでこを寄せてくる大野の体を引き寄せた。