第7章 あなたと紡ぐ音☆セシル
ーそして現在。
舞「よっと!」
私はCDやら資料やら何やらの山を抱えていた。
会社から借りてきたのだ。
とりあえず先輩たちの歌を聞いてみようと思ったからだ。
なんの役にたつかわからないし、損はないと思う。
(重い……)
7人はもちろん他の先輩たちのも借りたので相当な量だ。
そんなに鍛えているわけでもないので結構つらい。
ふらふらとした足取りで歩を進める。
が、足下が見えず何かにつまづいてしまった。
舞「いやっ…!」
(倒れる…!)
衝撃に備えぐっと目を閉じたが、誰かが支えてくれる気配を感じた。
(…?)
そっと目を開ける。
??「大丈夫デスか?」