第4章 GAME☆レン
そして
卒業の日。
ーゲームの最終日。
私は部屋でウダウダしていた。
会いたくない。
会ったら、結論を伝えなきゃならない。
(うぅー!恥ずかしいっ!!)
(来るなー来るなー来るなー!!)
私は必死で念を送る。
(来るなー来るなー来る…)
『ピンポーン!』
チャイムが響き渡る。
(き…来てしまった…。)
開けないわけにもいかないので、ドアを開ける。
そこには、やっぱり…
レン「やあ、バンビ。勝敗を決めに来たよ。」
微笑んだレン先輩がいた。
もうこの時点で胸の高鳴りが止まらないっ!!