第9章 一緒に…!☆翔
あれから数日が過ぎた。
私は気持ちに蓋をする決意をした。
(どうせ、翔先輩はわたしのこと何とも思ってないんだから…)
そう考えると胸が痛かった。
結果はまだ来ていない。
そして他の仕事で私も翔先輩も忙しい。
幸いなことに、顔を合わせる機会はほとんどなかったし、
会っても他に誰かがいた。
…でも明日の朝、寮には私と翔先輩しかいないんだよね。
いや、ふつうに接するつもりだけど…
なんか気まずいなぁ…
部屋でそんなことを考えてると、ふいに携帯が鳴った。
舞「はい。高上です。」
翔「舞っ!今すぐ事務所に来れるか?」
翔先輩の嬉しそうな声が聞こえてくる。
舞「はい!」
翔「社長室に来てくれ!!」
舞「わかりました!」
社長室?なにかな?