第9章 一緒に…!☆翔
舞「だったら…私は逆にしましょうか。……力はあるんだけど、大切だって思えるものがない。ただ何となく敵と戦って、自分がなんなのかもわからなくなってしまう…でも翔先輩とパートナーになることで大切にしたいものを見つけていく………って感じですかね?」
翔「おっ!いいじゃん!それでつくろーぜ!」
私たちはどちらともなく微笑み合った。
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それから私は体力づくりをすることにした。
仕事が無い日は、
昼にトレーニング、夜に演技練習。
ずっとそうしていた。
もちろん2人の時間も作った。
今まで知らなかった翔先輩のことも知ることが出来る。
それが幸せだった。
…幸せすぎて恐いくらいに。
そして、
時は過ぎ、決戦の日はやってきた。