第8章 大きな壁☆真斗
舞「ここは…?」
目を開けるとそこは真っ白な空間だった。
体を起こす。
(やっと起きたのかよ…)
(ここは早乙女さんの知り合いの病院です。…アナタ1ヶ月くらい意識がありませんでしたよ。)
舞「……」
(というか意識を手放すなんて…ハァ…)
(ホントありえねー!w)
舞「…………………」
本当にその通りね…
自嘲的な笑みが浮かぶ。
いつもと違う雰囲気を感じてか、わざと話題を変える。
(まあこいつも起きたことだし!次のこと考えよーぜ!)
舞「次…」
次なんてあるの…?
出来るの………?
もう無理なんだよ…………。