第7章 あなたと紡ぐ音☆セシル
それから何日かたって。
私はセシル先輩と一緒にスタジオに訪れていた。
理由はCDの収録。
曲なんだけど…主人公とヒロインが歌うって設定。
元々ヒロイン役が決まっていたこともありこの話がきていたみたいだ。
で、主人公なんだけど…
セシル「舞!ガンバりましょう!」
セシル先輩が隣で気合いを入れている。
そう、私も最近まで知らなかったんだけど、主人公はセシル先輩が演じるらしい。
まあストーリーが王子と庶民のラブコメディだから納得だけど。
セシル「私、いっぱい愛を込めます!……アナタへの愛を。」
耳元で囁かれ、熱くなる。
舞「が、頑張ります…//」
緊張やら何やらで鼓動はどんどん速くなっていった。