第10章 子作りしよう?【一松】
「ねぇ・・・子供欲しくない?」
一松から突然言われた一言
「子作りしよ。今すぐここでーーー」
堂々の子作り宣言をしてきた
「待って一松・・・なんで急にそんな」
「今日何月何日?答えて」
「5月24日だけど・・・ってあーーー」
「思いだした?
今日俺達六つ子の誕生日でしょ。」
「ごめんなさい・・・すっかり
忘れてて。」
「いいよ。ここにあるから・・・
音奈が
いるから何もいらない。」
一松は私を優しく抱き締めてくれる
申し訳ない気持ちだけど
凄く嬉しい
「じゃあーーーしようか?」
「なにを?」
「子作り。忘れたとは
言わせないよ?」
一松はニタリと笑って
私を布団の上に押し倒して
逃がさないーーー