第8章 悪戯は程々にしようね?【おそ松編】
束の間の休日
私は何気なく
ゴロゴロ転がっていると
『なぁー今日のご飯何?』
『今日は鍋だって』
『鍋、やりぃー!』
「鍋で騒ぐなんて
子供みたいだよねーーー
でも其処が可愛いんだよね♪
ふふ・・・」
「へぇー可愛いんだ。
もしかしてそれって俺の事?」
後ろから声が聞こえ
振りかえると
仁王立ちでニヤリと笑う
赤いパーカーを着た男の子
「ひゃーーーおそ松君!?」
「音奈って何時から
そんな風になったの?酷いよなー」
「まさか、知らなかったから・・・ごめんなさい」
「だーめ、俺を子供扱いした
罪として・・・悪戯しまーすーーー
コチョコチョー」
「ひぁっ!?おそ、松く・・・
はは!くすぐらないでーーーひひゃ」
「まだまだーうりゃ・・・!」
おそ松の悪戯は
『擽り攻撃』
私はこれに弱く
おそ松君は
ここぞとばかり
してくる
「ま・・・足裏は・・・ちょ、駄目ーーーぁ」
足裏を集中的に
擽られたせいなのか
変な声が漏れてしまったことに
気がつくーーー
おそ松君は
それに驚きを隠せないでいた
長い沈黙が続くーーー