第13章 江戸と伯爵と兄
シャインの発動を解除し、またまたいつの間にかいたユウとマリにもプロテクターをかける。
威力は今私ができる最大限のもので。
私(ロッド、耐えてっ!)
ロ(頑張るよっ!)
衝撃に耐える為にギュッと目を瞑った。
シャ(天岩戸)
が、シャインが勝手に発動をさせ、私は衝撃に呑まれることはなかった。
私「シャ、シャイン?」
私が目を開けたときにいた、目の前の美しい少女。
面影がどことなくシャインに似ている気がしたため、そう呼びかけてみる。
シャ「ようやくだな。紅里。」
私「...なんでぇ?」
ロ「私もいるよん!」
ギューっと後ろから抱きつかれる。
私「ロッドもなの?でも、なんで?」
シャ・ロ「紅里が最高シンクロ率を越えたから。」
私「最高シンクロ率?」
シャ「話は後だ。今の私たちは1つの存在に戻れる。」
ロ「紅里と融合できるの。紅里そのものがイノセンスになるの。」
私「私、そのものが?.........2人とももう一度力を貸して。」
ーイノセンス融合ー
イノセンスとの融合を思えば目の前の少女2人が消え、全身に力がみなぎってきた。
そっと目を閉じ、流れに身を任せる。
伯「おヤ?♥おかしいですねェ、彼女♥」