• テキストサイズ

My home【D.gray-man】

第6章 新しい力と悲しい再開


私「そうだね...」

ーイノセンス発動
天の御告ー

そっと刀を構える。

ティ「紅里...。なんでだよ...」

ティキ兄は苦しそうな声で言った。

表情は見えないけど、きっと泣きそうなんだって分かるくらい...

私「ティキ兄は今、なにしてるの?」

ティ「...明るくしたら?」

私「天の御告。」

刀はそのままで光の粒子をまとう。

見えたティキ兄は大人になっていて、額に聖痕を浮かべていた。

私「ティキ兄?嘘...でしょ...?」

ティ「それは俺のセリフ。一番強い元帥を殺せって命令なのに、それがお前だなんて、な。」

皮肉なものだ。

ポツリと言った言葉。

それは私にも重くのしかかった。

なんとも言えない空気が辺りを包む。

長い沈黙が続く。

いや、実際は数秒だったかも知れない。

ー天使の翼ー

刀も粒子も一気に消し、上へと飛ぶ。

ティキ兄も意外だったらしく、動けずにいた。

私「ティキ兄に殺されたくないし、殺したくないから、私はこの戦闘から逃げる。」

サヨウナラ。

そして、森を抜けた。
/ 133ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp