第5章 任務終了と新しい任務
アレンがララにイノセンスを戻した後、そこにいたのは《ララ》ではなく、マテールの人々の孤独を癒す《快楽人形》でしかなかった。
グ「ララ、大好きだよ。」
ラ「眠るのですか?では子守唄を唄いましょう。」
唄い始めたララ。
しかし、美しかった歌は酷く悲しい。
美しいけど、感情がない。
私はいるのが辛くてユウを連れてその場を去った。
ララはグゾルが死んだことを知らずに子守唄を歌い続けて3日になる。
私「アレン...」
アレンの所にはユウもいた。
私より遅く出たのになんでだ?と思ったけど、寄り道したから納得した(笑)
けど、雰囲気が重かったのであえてアレンだけに声を掛けた。
ア「でも僕は...!」
私「あ...歌が止まった...」
歌が止まったのはグゾルが死んでから3日目の夜。
アレンと共にララの所へと急ぐ。
ラ『ありがとう、壊れるまで歌わせてくれて。これで約束が守れたわ。』
そう言ってララは倒れてきた。
最後の言葉はララの思い。
ララは涙を流していた。
ア「神田、それでも僕は誰かを救える破壊者になりたいです。」
何の意味は分からなかったけど、ユウは分かったみたい。
私は2人からそっと離れた。
そして唄う。
2人へとレクイエムを。
いつかまた 会える事を
願い祈り続ける
辛くとも苦しくとも
君がいれば平気だと
今 君と1つに
また この地で巡り逢いましょう