第16章 再開と戦闘開始
私「それは...」
ティ「言っていいだろ、別に。」
私「ティキ兄...?」
ティ「俺ら、兄妹なの。血は繋がってないけど。」
ア「なっ...!」
ラ「ホントさ?紅里。」
みんなの見る目が怖く感じる。
私「そうだよ。ティキ兄は私の唯一の家族なの。」
あぁ、言っちゃった。
私はノアと関わりがある。
教団から見たらそれだけで異端物質になる。
みんながそう思わない確信もない。
みんなの反応を見るのが怖くて顔を伏せた。
ア「だから、なんです?紅里。」
私「...え?」
ラ「紅里がティキミックと家族だったのはエクソシストなる前からさ。それはしょうがないことなんだ。」
リ「それに例えそうであっても紅里は紅里でしょ?」
伏せていた顔を上げてみんなを見れば微笑んでいた。
私「みんな...」
ティキ「...そろそろいいか?」
感動の雰囲気をぶち壊したのはK・Y氏ではなくおバカティキ兄。
ア「この左腕のことですか?」
ティキ「そー。実は結構衝撃だったんだよね。壊したはずなんだけどな。」
ア「壊せてなかったんでしょう?ここに在るんだから。」