第8章 ❦ SPECIAL THANKS ❦
運命というものが本当にあるならば
俺はお前との出会いをそう呼ぶよ
「もっと側においで」
無防備な姿で寝息を立てている潤を引き寄せて
頬にそっとキスをした
目が覚めたらきっともう昼を過ぎているだろう
こんな時間の使い方も悪くない
潤の体温を感じながら
ゆっくりと瞼を落とした ――――
Eternal
それは、永久
インフィニティのように
終わりなく続くもの
今も、この先も
あのワインの色の様に
深く
どこまでも、深く続いて行く
“愛してる。永遠に…”
❦『続・Eternal Burgundy』 〜完〜