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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第7章 Eternal Burgundy


「…っあ…、 も、無理っ…!」

「あーもう、逃げんなっ」

「はぁっ…はあっ… 早くイケって…」

「まだだ
俺より体力あるんじゃなかったっけ?」

「バッカ… こっちは限界だっつーの…」

「わかったからもう少し頑張ろうな?」


グンッ、と最奥を突くと
潤が踊るように身体をしならせた


「んあっ…! 翔っ…!激しっ…!」


俺ってSの素質あったんだ
今の今まで知らなかったよ




「明日仕事になんなかったらどーしてくれんだよ…」

「俺から山口さんに言っといてやるよ
俺のせいで迷惑かけます、って」

「全力で阻止するわ!」


そう、ごく自然に
抱くのは俺
抱かれるのは、潤
何故かそうなって


「おいで」


その背中を引き寄せれば素直に腕の中に収まるから


「顔、見たいな? じゅーん?」

「…」

「じゅーんくん? じゅんちゃーん?」


首元に口付けながらおふざけで名前を呼べば


「ああっ!もう!五月蝿いっ!」


文句を言いながらもクルリと身体を返してくれる


「…翔…」

「ん…?」

「ギュッてしろ…」

「ははっ。デレでも命令口調なのな?」

「五月蝿いっ…」


こんな潤も悪くない


「好きだよ、潤」


新しい俺達の形は
これからもきっと続いていく
あのワインの名のように


「俺も… 翔が好きだ…」


俺達はやっと
Eternal(永久)を手に入れた ――――






❦『Eternal Burgundy』 〜完〜 ❦
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