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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第6章 ブラコンですが、何か?


❦翔Side❦



「はぁぁぁ……」


俺はなんて愚かなのか
よりによってあのタイミングで鼻血を出すなんて


「なんか、前より溜息深くなってるけど?
肩が矢印通り越して窄めた傘みたくなっちゃってんじゃん」


そのうち肩無くなっちゃうかもね?
なんて健さんが言うから
そーですね。って返した
もう、言い返す気も起きないわ…


「で?
今度は何を悩んでる訳?」


健さんなら雅紀サイドの気持ちがわかったりするんだろうか


「健さんっていつから剛さんと付き合ってるんスか?」

「質問に質問で返すかぁ?
まー、いいや
付き合い始めたのは中1の夏からかな」

「じゃあ…」

「あ。
今お前、やらしいこと考えたろ?」

「ちっ…違う、違う!」


顔をブンブンと横に振るけど
ホントは頭の中はいつだって厭らしい事で一杯ですよ、先輩!


「何?
もしかして、悩んでんのってソッチ系の話?」

「まぁ…」

「へーぇ。
相手はやっぱり、こないだの?」

「こないだ?」

「酔っ払って盛大に愛を叫んでたじゃん
なんてったっけ、名前
確か…マサオ、だっけ?」

「マサキですっ!」


マサオって誰だよ!
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