第3章 飴玉本舗✡摩訶不思議堂
「聞きたい…」
「え…?」
「どうして欲しいのか、教えて?
俺、鈍感だし悟ってあげれないから…
言って?
潤くんの気持ち、知りたい」
「心も身体も繋がりたい
求められたい…雅紀さんに…」
「そんな風に言われたら
次はもう止まれないよ…?」
「止めないで…」
潤くんの優しさで俺を包んでね
俺もきちんと応えるから
キスをしながらもう一度蕾に指を送り込んだ
「あっ…はぁっ…んっっ…」
左手が胸を掠めるとビクンと揺れる
「ここ…感じるの?」
「ぁぁっ…やぁっ…!」
指を抜き差ししながら
ピンク色のそれを舌で転がした
指の方も中で円を描くように動きを変えてみる
「それっ…なんか…! 変っ…ぁああ…!」
電気を通したようにビクつく身体に驚いて
ギュッと抱きしめた
「何これっ…」
「だっ、大丈夫?!」
「うん…なんかっ…凄い…」
あぁ…もう…
「指、増やすよ?」
蜜を垂らす潤くんのモノを扱きながら
時間をかけて指を増やしていった
3本を飲み込むようになると
苦しげだった潤くんの表情も少しだけ柔らかくなってきて
「も、欲しい… いい…?」
「ん… 来て…?」
ゆっくりと潤くんの中に挿入っていく
「ふーっ、て、息吐いて?」
「ふっ…うんんっ…」
「そう…上手」
呼吸のリズムに合わせて
潤くんの中に
ゆっくり、ゆっくり
珠のような汗が吹き出す
俺だってキツくて辛いけど
潤くんはもっと辛いんだから…
それでも一つになりたいって
そう思ってくれてるんだから…
「全部挿入った…」
「ホントにっ…? 嬉し…」
潤くんの目尻から涙が一粒零れた
暫しこの余韻に浸る
あぁ、俺も泣きそう
嬉しくて
幸せで
こんなにも愛を感じる
「雅紀さんっ…も、大丈夫だからっ… 動いて…?」
うん、俺も限界…
少し引き抜いてグンッ、と腰を送ると
「あぁぁっ…!」
艶めかしい声を上げるから
もっと俺を感じて欲しくて
潤くんを感じたくて
何度もそれを繰り返した