The result of revenge [ディアラバ]
第13章 It is filled~満たされる~
やっぱり急に触れるのは駄目か…
これ以上、月蝕中の魔界に居るのは良くないな
自分が自分じゃ無くなりそうだ。
「もう、からかうのは辞めて下さい!」
「おや?果たしてどちらがからかっているのでしょうかね…」
少し小さな声で話したレイジさん
「振り回されているのは私です。レイジさんはズルイ…けど、大好きです」
そう言って彼の胸に顔をうずめた
「相変わらずいい匂い…」
レイジさんの手が私の背中に回されるのを感じながら、安心感を身体中に満たしていった────
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「もう充分堪能出来ましたね!」
少しの沈黙の後、私から話を切り出した
その間レイジさんが一体何を思っていたのか、私は下界に帰ってしばらくしてから知る事になる。
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