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The result of revenge [ディアラバ]

第2章 the meaning to exist~存在意義~




部屋を出たは良いが、リビングがどこか分からない。廊下に差し込む、白い月明かりはとても綺麗で、また目を惹かれる。しばらく廊下を歩いていると、階段を見つけた。

「......なさい!」

「......うる...な......」

「............んだ......」

何やら階段の下が騒がしい。

「リビングは、下かな?」
そのまま階段を降り、会話のする方へ向かう

「ここ...かな?」

よく考えると、あの部屋の彼の他に、私が遭遇したのは2人...

この先から声がする。
吸血された事を思い出すと...ちょっと気まずい。

ドアの前で戸惑った。
このドアを開けたら、私が私でなくなる様な、そんな気がした...けれど、前に進むと決めた以上、流れに逆らう事は出来ない。

カルラさんや、シン君...今頃どうしているかな?
やっぱり思い出しちゃうな...

少しの間ボーッとしていた
すると、

「...邪魔」
後ろから声がして振り返る
気怠い様子の彼は、私が退くのを待っている

「あ、すみません」
そう言って横に退いた

彼は何も言わずに私を通り過ぎ、リビングへと入っていった

万魔殿以外の世界を知らない私にとっては、何もかもが怖かった...カルラさんや、シン君は特殊な力を沢山持っていた。私は幼い頃からそうゆう力が全く無かったと、シン君が言っていた...万魔殿に幽閉されていた形だったけど、守られていたのは確かだった。

自分の無力さを知る


もう立ち止まれない。
私はリビングのドアを開けた────


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