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The result of revenge [ディアラバ]

第11章 Lunar Eclipse~月蝕~epilogue




「私に溺れている様なそんな貴女の表情は、私の嗜虐心をそそりますね...もっと、もっとと、私の牙を欲しがっている...そう思っている様に見えますが」

「...私は、レイジさんに全てを捧げたいと思ってます...」

私がハッキリそう告げると
レイジさんは、ほんの一瞬ハッとした表情を見せ、答えた...

「...、では、そうですね。ご覧なさい、今夜は月蝕。そしてここは魔界。屋根のないこんな場所でユウラの全てを貰うのは、実に私らしくない。」

「じゃぁ、い───」

「はぁ...。まだ私の話している最中ですよ?そろそろ、そのせっかちな所は直して頂きたいものですね。」

そう言うと、おもむろに立ち上がり、私に背を向け更に言葉を付け足した

「さ、一旦戻りましょう。下界へ...」

「も、もう戻るんですか?」

もう少しこうして居たかったのが本音だったけれど、レイジさんの言う事には従わないといけない。

「分かりました。」

すぐにそう言い直し、私もまた立ち上がった...




その時だった

少し後ろの方に何かの気配を感じた────



けれど、私は振り返らずに、ただ目の前を歩くレイジさんの背中を追いかけて行った...

何の気配だったのだろう...
どこか懐かしい様な、はたまた別の何か...

咲き誇る花達を見ながら、この先に待っている未来に想いを馳せていた。



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