第2章 カラ松くんとわたし
カラ松「もっと、ちゃんとの顔が見たい……」
「えっ…あっ」
ひょいと腰をつかまれて、身体を回転させられた。
顔を向かい合わせにされて…
まじまじと裸を見つめられて…
恥ずかしさでおかしくなりそうだった。
「か、からまつくん……お願い、みないで……っ」
カラ松「…それは無理だ」
カラ松くんは、わたしの肩に手を置き、深く口づけた。
「んんっ……!」
そのまま、わたしは、仰向けに押し倒された。
「やぁんっ……」
反射的に抵抗してしまったわたしの手首を、シーツの上に縫い付けて、カラ松くんは、ますますキスを深める。
掴まれた手首が熱い……
でも、しあわせ……
まさか、カラ松くんとこんなことができるなんて。
わたしは、カラ松くんの学ランをぐいぐいと引っ張った。
カラ松「……ん?」
「カラ松くん……好き」
唇を離して顔を覗きこんでくるカラ松くんに、微笑みながら言う。
すると、カラ松くんの顔が、余裕がなさそうに歪められた。
カラ松「……だから、あまり心臓に悪いことを言うなって」
カラ松くんの手が、そろそろとスカートの中に潜り込んでくる。
「……っ」
太ももを触られた瞬間、びくんと身体が大きくはねた。
カラ松「俺も、好きだよ……」
甘い言葉。そして、再び、激しいキス。
わたしの口内を舌で犯しながら、カラ松くんは、ショーツに手をかける。
「ッ……!」
緊張と不安が溢れ出してきて、わたしは、カラ松くんの学ランを握る手に、ぎゅっと力をこめた。
覚悟していたけれど、やっぱりいざとなると怖い…
でも、もう決めたんだ。
わたしの心も、身体も、全部、大好きなこの人に捧げようって。