第2章 黒尾さんの好きな人は、僕じゃない。【月島・黒尾】
(月島目線)
~第三体育館~
何故僕が、ここにいる・・・?
僕は、ただこの体育館の前を通っただけたのに。
どうして、このバカ二人と、バレーをしてるんだ?
黒尾
「ツッキー。ブロックをもっとだなぁ。」
隣では、黒尾さんがブロックについて、語っている。←違う!教えてるの!Σ( ̄□ ̄;)
木兎
「ヘイヘイヘーイ!俺、最強!」
反対側のコートでは、木兎さんが奇声を上げている←
黒尾
「ツッキー?聞いてるか?」
・・・
黒尾
「おーい。蛍?」
・・・え?
月島
「/////」
黒尾
「お前、顔赤いぞ。」
月島
「!?気のせいですよ。」
黒尾
「いーや。何かエロいこと考えてたんだろ。《ニヤニヤ》」
月島
「しませんよ。黒尾さんじゃないんですから。」
そして僕は、体育館を出た。
~お風呂場~
〔蛍?〕
《カァ~》
自分でも、顔が赤くなってることくらい、分かった。
僕は・・・
いつからかはわからないけど・・・
黒尾さんのことが好きなんだ。
でも、この恋は、報われない。
だって、同性だし、きっとさっきのニヤニヤ顔から、察するに女の人が好きなんだろう。
月島
「初恋は報われないってゆうからなぁ。」
黒尾
「お前、恋してるんだ。( ☆∀☆)」
月島
「!Σ( ̄□ ̄;)」
月島
「何で、知ってるんですか?」
何でだ。
黒尾
「声に出してたぞ。
てゆうか誰だよ、好きな奴。」
月島
「内緒ですよ。」
黒尾
「じゃあ、性別から!(スルー)」
月島
「何でですか?(でも、これを気に、好きな人聞くか。)黒尾さんも、言って下さいね。」
黒尾
「おうよ!」
月島
「性別は、男性ですよ。」
黒尾
「え?ワンモアプリーズ?」
月島
「だから、男性ですよ。黒尾さん」
そんなに、驚く?
黒尾
「そうか。俺も、好きな人男性なんだよなぁ。」
月島
「そうなんですか。」
黒尾
「驚かないだなぁ。」
いいえ。
十分、驚いています。(゜O゜; ←