第9章 ■Ulterior motive
「んぅ、、っ」
松川「おはよー。」
「わ、松川さん……。」
松川「んー?なに?」
「んー、なんでもないです。」プィ
松川「?かわいーねー?そんな、ツンツンしちゃって。素直に抱きしめて下さいって言えば楽なのにネ~?」ニィ
〝 ほら。 〟
なんていって、優しく私を抱きしめるから。
心の中見透かされたみたいで
ちょっとムカつく……。
けど、
ほんの少しだけ。くすぐったい。
松川「その、黒尾先輩のこと好きなの?」
「??黒尾先輩は…先輩です。たぶん」
松川「なにそれ。(笑)たぶんって(笑)」
「んー。たぶんは、たぶんです。」