第13章 Girl power
「ふぅ、松川さんいるし……ご飯作るか…。」
普段夜ご飯とか食べないから、なんか新鮮かも。
だけど、生憎、冷蔵庫の中は…
「あ。野菜ばっかり。えっと…あ、挽肉…少し。んん。どうしよう……。」
部活の後ってお肉食べたいのかな。
こんなのでアレンジして作れるほど女子力は高くない。
んんん。
「あ。そうだ……。」
プルルル……
プルルルル…
黒尾「はっ、くしゅんっ!!!!」
「?!……。あの、くしゃみ終わってから電話出てくださいよ。」
黒尾「あ、わりわり。(笑)どーした?寂しくなった?(笑)」
「いや、違います。いま何が食べたいですか?」
黒尾「んー?白星が食べた…」
プツッ。
ツーっ
ツーっ……
やっぱり黒尾先輩は
あてにならないか。