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【薄桜鬼】おかえり、僕のお姫様…。
第2章 走って、切る
沖田「……」
僕は今、どこを走っている?
沖田「……」
どこの町の土を踏んでいる?
沖田「っ…」
僕は──ちゃんと、呼吸してる?
わからない。
無意識に体が動く。
意識があるかどうかも分からないのに…
体が、勝手に動く。
足が勝手に動いて、走ってくれる。
僕はいったい───
どこに向かってるんだろう?
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