第11章 おかえり…。
そして───…
沖田「っ!??」
『お返事をさせてくださいよっ!!私っ…一年以上ずっと我慢してきたんですっ!!』
沖田「千鶴ちゃ…?」
『あの時は言えなくてっ、伝えられなくてっ…私っ…』
沖田「…千鶴ちゃん…」
沖田さんの背中に思い切り抱きつき、
言いたいことを思いきり言う。
すると沖田さんは、自分の体を回転させて…
私と向き合い、また
私を優しく抱きしめた。
沖田「…そこまで言うなら、」
『ヒック…ぅ』
沖田「聞かせてよ、キミの答え。」
『っうぅ…』
優しく囁き、優しい瞳で私を見下ろす…。
私はいつしか…
そんなあなたのことが───…