第8章 美味しいご飯
数秒たっても、何も言わない千鶴ちゃん。
んー……足りないのかなぁ。
けっこー愛情表現してるつもりなのに…。
『………嫌い、ではないですよ…。』
すると、彼女はいきなり
小さく呟いた。
沖田「ほんとっ?」
『っでも、忘れないでくださいねっ?私、ご飯をつくるために、ここに居るんですからっ』
はぁ。素直じゃないなぁ。
ま、そんなとこも可愛いんだけどね?
沖田「そっかぁ。…まあでも、いつかきっと、好きになっちゃうよ」
『…////』
その日を気長に(あまり長いのは嫌だけど)待つとするよ。
"時間は充分、あるんだし──。"