アイドルだって恋しちゃいます!【アイナナ】R18禁
第5章 双子からのプレゼント/七瀬陸 九条天
「凛はボクの腕の中のが安心するよね?」
「え……?!」
陸から引き離されてまたも天に抱きしめられてるし。
これは……?
誕生日……?
誕生日プレゼントなの?!
2人からのハグのプレゼントなのね?
そうか……うん、そうだよね。
「天にぃ離してよ!!」
陸、腕を引っ張るのやめて
「なに?陸……ボクに勝てると思ってるの?」
天も引っ張らないで
「いくら天にぃでも凛は譲れない!!」
「クスッ……なに?勘違いしてるの?凛は陸のモノじゃないよ」
「むっ!天にぃのモノでもないから!!」
「え?ちょっ……ちょっと待って!!」
ん?
なに?
この状況は?
「ねぇ!凛。オレの事、好きだよね?」
「え?」
「ボクの事のが好きだよね?」
「え?」
な、なに?!どうなってるの?!
「凛……答えてよ」
「はっきり選んで」
真剣な眼差しで私をを見つめてくる2人に大きく深呼吸をしながら目を閉じた。
(私の心の中にずっといるのは……)