アイドルだって恋しちゃいます!【アイナナ】R18禁
第4章 ネコ耳/九条天
「ちわー、宅急便でーす。荷物の配達に来ましたー」
「はーい」
今日は私の誕生日。
お誕生日という事で事務所にお願いをして丸一日オフ。
朝から掃除をして、料理を作って夜に備えている。
夜は彼氏の天と甘いひと時を過ごすから。
それにしても宅急便って?
私なんか買ったかな?
それともお誕生日だから誰かがプレゼントを送ってくれたのかな?
「はい、ご苦労さま……って……楽さん?!」
「毎度どうも」
「トリガー便の配達です」
「え?!龍さんまで……どうしたんですか?」
「似合うだろ?」
作業服に帽子をかぶっている楽さんと龍さん。
「こんにちは、凛ちゃん」
大きな箱を2人ががりで抱えてる。
「とりあえず部屋まで運ぶぞ」
「あ、はい。お願いします」
なんでTRIGGERの2人が宅急便屋さんの恰好をしているの?
「凛ちゃん」
「は、はいっ」
「これは俺たちからのプレゼントだから。大事にしてね」
「いいんですか?お2人からプレゼント貰っちゃって」
「ああ。可愛い後輩だからな」
「そうそう」
「ありがとうございます!」
「生ものだから早く開けろよ」
生もの?
「じゃあな」