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小さな物語【気象系BL】

第5章 ホントはね?



Sside

「帰ろうか」

仕事も何事もなく終わり、いつも通り同じ車で帰る

N「はい」

車に乗り込むと自然と手をつなぐ

でも今日はそんな気分にはなれなかった

どう和に別れを切り出そうか考えると頭の中がぐるぐるする

N「翔さん…?」

いつもと様子の違う俺に気付いたのか、和は顔を覗き込んだ

そしてぎゅっと俺の手を握った



いつもより少しだけ力強く


暖かかった

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