• テキストサイズ

小さな物語【気象系BL】

第19章 with you



Oside

翔くんの家に向かう途中、色んなことを考えた


翔くんにおいらなんかが吊り合うわけない
気持ちを伝えずに、一生片思いのまま
翔くんが幸せになるのを見守るのもアリだなとか思った

だけど、翔くんの朝の態度を思い出して、

おいら、少しだけ自惚れてもいいのかな?って

もし、それが勘違いだったとしても
気持ちだけは伝えようと思った


「好きだよ、翔くん…」

まっすぐ翔くんを見て伝えると、翔くんは固まっていて

やらかした…やっぱり勘違いだったんだと思った

でも

S「ほんと、に…?」

翔くんは目を潤ませていた

だけどそれは悲しい表情じゃない

「ほんとに、おいらは、翔くんが好きだ」

もう一度おいらの気持ちを伝えると

S「お、俺も…智くんが、好きです…っ」

翔くんもおいらの目を見て伝えてくれた


「そ、そうか…っ」

急に恥ずかしくなって、目を逸らしてしまった

S「ふふっ…智くん、照れてる?」

目に溜まった涙をぬぐいながら翔くんは笑っていた

「いや…えっと、これから、よろしく」

S「はい!」

/ 341ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp