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小さな物語【気象系BL】

第18章 heal your...



Sside

打ち合わせに向かう途中

O「おつかれさま」

いつもは楽屋から出ない智くんが廊下に立っていた

「珍しいね」

俺が駆け寄ると智くんも歩き始めた

なぜ智くんが楽屋の外にいたのかわからないまま無言で歩き続けた

「あの…智くん?」

O「翔くんさ、1人で頑張りすぎないでね?」

「え?」

俺は足を止めた

それだけ言うと智くんは先に行ってしまった

俺が忙しそうにしてたから、心配してくれてたの?



少しだけ嬉しくなった



智くんはいつもそう

メンバーが忙しかったり、体調を崩していると、こっそり話しかけてくれる

彼のさりげない優しさのおかげで、俺らは十何年も頑張り続けることが出来ていた


智くんだって、忙しいはずなのに…


そんなことを考えながら打ち合わせへと向かった
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