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小さな物語【気象系BL】
第15章 honey
Nside
雅紀が行きたいところがどこなのかわからないまま、俺はまた助手席に座っていた
雅紀はロケのとき、家で1人でゲームをしていることが多かったから、こうして出掛けられるのが嬉しくて少し顔が緩んだ
そんな顔が見られたくなくて窓から景色を見るフリをした
でも
A「かーず、何にやけてんの?(笑)」
「え!」
A「窓にうつってた」
もう…
やっぱり雅紀には適わない
A「楽しみだなぁ」
雅紀のその言葉に
「うん」
少しだけ素直に答えた
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