第13章 I want...
Oside
ニノの飲む酒に翔ちゃんがこっそり薬を入れた
別に危険な薬ではない
目が覚めたらきっとニノは可愛く乱れてくれるだろう
楽屋での計画はここまで
「さて、どうするかなぁ」
おいらがポツリと声を漏らすと、
S「とりあえずベッドに運ぼうか」
そう言って翔ちゃんと相葉ちゃんはニノを担いで寝室へと入っていった
リビングに残されたおいらと松潤は高ぶる気持ちを煽るように酒を飲んだ
M「大丈夫かな…」
松潤は未だに不安そうな表情だった
「松潤だってニノのこと好きだろ?」
M「うん…」
「おいらもニノのことが好きだ
みんなだってそうだよ、別にニノを傷つけたいと思ってやってないよ
だから大丈夫だ、ニノはきっとおいらたちを受け止めてくれる」
M「そうだよな…
もう想ってるだけはイヤだ
きちんと気持ちをぶつけたい」
松潤は吹っ切るようにもう1杯酒を飲んだ