第1章 彼女
「私、言おうと思ってた。
慧は優しくてかっこいくて、すごい好き。
でも・・・一緒になる人じゃないから。
今日言おうと思ってた。
別れよう?
もし・・・
来年のペルセウス座流星群が見える日も私が好きだったら、あの海で逢おう。私は待ってるから。」
LOVEの出番なんてないと思ってた。
ルナは走り去って行って、
一人取り残される。
「なんで・・・なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで...」
ずっと言っていた。
「ふかせ・・・」
LOVEが肩を抱いてくれた。
「なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで」
「新しい恋を探そう。」
そう言うLOVEの手を振り払う。
「お前に何がわかるんだよ!!!」
ルナが消えて行った方向と違う反対の闇に僕は走って行った。
「ふかせ!!!!!!」
立ち止まってスマホを開いた。
ルナ【慧。慧慧慧慧慧慧慧慧慧慧...】
僕の名前が大量に打たれたLINEを開いた。
怖かった。
壊れてしまったルナ。
指を下へ下げると映るのは幸せな僕らのトーク。
上へあげると狂った君の姿。
君を壊した夜だった。
大切なものが壊れた夜だった。
1人が怖かった。
僕は一人だった。
LOVEも傷つけた。
みんな・・・
ごめん。
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これが君を壊してしまったあの日の夜のこと___